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U-35 ACRYLICSは水性トップコートが使えるのか 実際に試して検証 実験 | アクリリックス

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ユネプラ
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アクリル絵具のU-35は水性トップコートの缶スプレーを吹けるのか。
検証いたします!

ターナー色彩株式会社のアクリル絵具のニューフェイス。
U-35は塗膜が強く臭いが少ないことが好ポイントであり、購入してから今まで愛用中の絵具です。
これまでU-35シリーズのグロス、もしくはマットバーニッシュにて仕上げを行って来ました。

先日Twitterにて「プラモデル用のクリアは大丈夫なのでしょうか?」と、質問をいただき……

そういえば知らない。
調べよう!

と思い検証スタート。

この記事で分かること

U-35の色はイリデッセント シルバーを使用。
  • 水性トップコートとU-35の相性
  • 水性トップコートとエフ水彩の相性

溶け出しが発生するか。
ひび割れが発生するか。

気になるところですな。

条件

検証で使用するモノ ドレッシングボトルに入っているモノはジェッソ。
  1. ジェッソ(U-35)
  2. U-35
  3. エフ水彩

上記の工程は変えず、その後の仕上げを変える。
U-35はアクリル絵具であり、乾燥後は耐水性に変化する性質を持つ。
しかしエフ水彩は乾燥後も水で溶ける。

トップコートは砂吹きで、往復しない。
一回目は片道1回。
乾燥後に塗膜を重ねます。

そしてプラモデルの塗装は垂直な面が発生するモノ。
スプーンを立てた状態で塗装、そして乾燥を行う。

しかしトラブルは起こるもの。

スプーンに対して片道4回(往復2回)し、なおかつ乾燥せずに重ねた場合はどうなるか。
そちらも合わせて検証いたします!

使用するモノ

エフ水彩がどうなるのか。
  1. ジェッソ(U-35)
  2. U-35
  3. エフ水彩

ここまでは筆塗りで進める工程。
エフ水彩はにじみ具合が分かりやすいよう、マスキングを行い塗装。
多少の乱れはあるものの、この「ピシッ」としたラインがどうなるのか。

気になるところですな。

  • トップコート(水性スプレー) 光沢
  • トップコート(水性スプレー) つや消し

ガンダムマーカーなども手がけるGSIクレオス水性トップコートを使用。
アクリル塗料の水性ホビーカラーの表面保護にも推奨されているトップコート。

こちらの光沢とつや消しにて、検証を行います!

注意点

  • よく振り、攪拌かくはんする。
  • 砂吹きを心がける。(薄く塗膜を重ねる)
  • 往復しない。
  • 換気はシッカリと行う。(ベランダで塗装、もしくは塗装ブースを使う)
  • 湿気が多い時こそ、乾燥機。

ラッカー系ほどではないものの、シンナー臭アリ。
ベランダで塗装する。
もしくは塗装ブースを用いるなど対策を取ろう。

結果

光沢の結果。
つや消しの結果。
  • U-35 ダメージは見受けられず。
  • エフ水彩 厚塗りのクリアにひび割れ発生。

U-35にはひび割れ、溶けだしは見受けられず。
砂吹き、厚塗りともにダメージは見受けられません。

一回目の塗膜を厚くしたモノはひび割れが発生した。
光沢。青いところ。エフ水彩を用いた場所にひび割れ発生。
つや消し。光沢ほどではないが、青いところ。エフ水彩を用いた場所にひび割れ発生。

エフ水彩は厚吹きひび割れ発生。
溶けだしこそしなかったものの、ひび割れが発生。
一回目の塗膜が片道一回の砂吹きではひび割れは発生せず。

ノーリスクではありませんが、やはり最初の一層目は特に慎重に。
片道一回で終わらせ、乾燥させる。
そして改めて重ねることをオススメいたします。

まとめ

U-35はローリスク。エフ水彩はハイリスク。

基本的なことではあるものの、薄く塗膜を重ねる事の重要さを改めて知った検証。
結論としては「使えるけど注意も必要」

  • U-35はひび割れ、溶けだしなどの変化はナシ
  • エフ水彩はひび割れアリ。溶けだしはナシ

薄く重ねた方では発生しなかった問題も、厚く重ねた方ではひび割れ発生。
薄く重ねたからと言ってもノーリスクではなく、計算しきれないところがあるのがアナログ。
とはいえ、厚く重ねるのはハイリスクなので理由がない限りは薄く重ねましょうゾ。

ユネプラ
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U-35は水性トップコートが使えるのか、はここまで。
ご覧いただきありがとうございます!

記事で紹介した水性トップコートはこちら

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ユネプラ

2級・UC級色彩コーディネーターのユネプラです。

主に筆塗りに関する知識や、製作の過程・ツールのレビュー、プラモデルのレビューなどを発信しています。

臭いの少ないツールで製作しているので、配慮が必要な環境で製作している方の参考になれば幸いです。

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