検証 | ボンドはプラモデルに使えるのか

ボンド ツール
ユネプラ
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接着剤としておなじみの木工用ボンド。

臭いが少なく、ストレス少な目に作業することが可能です。

しかし水性。そう、水性。

プラバンの貼り付けに使えると良いのですがはたして……?

それを検証してみました。

一度は目にしたことがあるであろう接着剤「木工用ボンド」
瞬間接着剤やスチロール系接着剤、リモネン系接着剤と比べても臭いが少なく、作業性が良い接着剤です。

しかし、塗装で剥がれたりしないのだろうか……?

そう思うこともあるでしょう。思いました。
そこでスプーンで検証し、確かめてみました。

結論 | 注意は必要だけど使えます

木工用ボンド

2つの注意点はありますが、使えます。

  • 塗装後はしっかりと乾燥させる
  • 湿っているときは触らない

実質ひとつですね。
湿った状態はボンドも柔らかくなり、剥がれやすくなります。

その状態で力を加えた場合はズレたり剥がれたりするので、しっかりと乾燥させることが必要です。

水性で使いやすく安全。乾燥すると透明。
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ボンドならではの特性

瞬間接着剤にも同じことが言えますが、ボンド分の”厚み”が発生します。
ボンドを使う場合のメリットは、

  • 臭いが少ない
  • はみ出た場合も拭き取りが可能

この2点です。


一方デメリットとしては、

  • 接着力は強くはない(瞬間接着剤、スチロール系、リモネン系には劣る)
  • 塗装後の扱いがデリケート

以上の2点。


臭いにお悩みの方に、ボンドがおすすめです。

検証 | スポンジ塗装で試してみよう

100均のセリアで購入したファンデーションパフ

塗装は100均のセリアで購入したファンデーションパフを使います。

え、筆じゃないの……?

そう思うかもしれませんが、昨今話題のスポンジ塗装を試してみようという私的な魂胆です。


  1. プラバンの貼り付け(ボンドを使用)
  2. 下地塗装(ジェッソを使用)
  3. 塗装(アクリルガッシュを使用)

以上の3つの工程をおこない、検証いたします。
実はその後の工程も行いましたが、”デカール後のクリアー”を失敗しました……

  • 塗装後の乾燥が不十分
  • 塗れていると思ったが塗れていなかった(無色透明なため、ただ湿っているか。それとも塗れているかの判断が難しい)

理由としてはこのあたりかと思います。
スポンジ塗装をどこまで取り入れるかは、後々検証するといたしましょう。

プラバンの貼り付け

  1. ボンドをパレットなどに出す
  2. 細い筆につけ、パーツにつける
  3. プラバンを貼り付ける

以上の3ステップ。
注意点としては、

  • プラバンにデザインナイフを刺しこみすぎないこと

デザインナイフを刺しこみすぎるとボンドのべたつきが負けて、離れてくれません。
軽く、ソフトに刺すようにしましょう。

下地塗装

  1. パレットにジェッソ(下地材)を出す
  2. スポンジにつける
  3. 縦横斜めに層を重ねて、塗る(10分ほど待ってから層を重ねます)

力をかけすぎないように注意こそしましたが、剥がれる様子はありませんでした。
100均のセリアで購入したファンデーションスポンジで塗装をしています。

結論としては、

  • 貼り付けたプラバンは剥がれなかった
  • 鋳造表現(ちゅうぞうひょうげん)のような質感になる(凸凹としたテクスチャ風に)
  • 筆よりもスピーディーに色ムラが少なく仕上がる。(しかし、凸凹が発生する)

凸凹に関しては肉眼でハッキリと分かるレベルであり、写真の場合は接写だとわかるかな……?
というレベルです。

塗装

  1. パレットに絵具を出す(この検証のときにはアクリルガッシュ)
  2. スポンジにつける
  3. 縦横斜めに層を重ねて、塗る(10分ほど待ってから層を重ねます)

工程は下地塗装と変わらずに進行。
ここでも問題なく、塗装が終わりました。

凸凹はスポンジ塗装を重ねたことにより、やや目立つレベルへ。
これを表現と見るならばヨシ。
好みではないと見るならば、別の手法の検討が必要です。

ウォッシングの工程はデリケート

ボンドを使用した場合に一番の難関となるのはウォッシングです。

  • 液だまりを発生させないようにする
  • 拭き取りは乾燥後に行う

以上の注意が必要ですネ。

特に”液だまり”が発生するレベルで汚した場合、ボンドの溶解も進みます。
ボンドを使用した場合、一番の山場ですね。

まとめ | 濡らしすぎに注意しよう

木工用ボンド

ボンドを使う場合のメリットとしては、

  • 臭いが少ない
  • はみ出た場合も拭き取りが可能

デメリットとしては、

  • 水溶性であること
  • 強度はあるが瞬間接着剤やスチロール系接着剤には及ばない
  • 厚みが出る
水性で使いやすく安全。乾燥すると透明。
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水溶性……水に溶けることが不安要因でしたが、下地塗装、塗装は問題なく終えることが出来ました。
しかし、ウォッシングでは濡らしすぎてしまい、非常に剥がれやすい状態へ。

“ボンドは使えるものの、デリケートな運用が必要”という感想です。

  • 瞬間接着剤に扱いづらさを感じている方
  • スチロール系接着剤の臭いが苦手な方

……などにオススメな接着剤です。


YouTube版はこちら(スポンジ塗装の動きなど)

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検証 | ボンドはプラモデルに使えるのかは、ここまで。

ご覧いただきありがとうございます。

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プラモデル製作が趣味なユネプラです。

寝室と作業部屋が同じである。
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・シンナー臭が苦手な方

…などのお悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

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