仕上げが終わりました!
各工程で使用した道具を振り返りましょう。
機動戦士ガンダムOOのガンプラ「HG 1/144 ガッデス」。製作も終盤に差し掛かり、
- ウォッシング
- ドライブラシ
- デカール
- トップコート
以上の4工程が終わりました!それでは使用した道具などを振り返っていきましょう。
ウォッシング
ウェザリングに含まれる技法に「ウォッシング」があります。
ウォッシングは"washing(洗浄)"という意味で、模型などでも「一度汚してから・洗う」工程をワンセットとした技法です。
使用感の演出。完成してから時が経ったような演出とともに……
- 凹みモールドに影色を入れる「スミイレ」
- 色の統一感を演出する「フィルタリング」
……などを兼ねることも可能な技法です。
ウォッシングで使用した道具
- ホルベイン画材 透明水彩 セピア
- ティッシュ
ホルベイン画材株式会社の透明水彩から「セピア」を選択。茶色系の色です。それを水で3倍ほどに薄めてザックリと全体的に塗装。乾かないうちに……
ティッシュで包むように水分を取ります。その後、重力を意識しつつ拭き取り、微調整。少ない手間ながらも使用感が生まれ、スミイレの兼用も可能なウォッシング。お気に入りの技法です。
ドライブラシ
ドライブラシは筆につけた塗料をティッシュなどでしっかり拭き取り、乾かしてから(ドライにして)からキットにこすりつけるようにして塗る技法です。
使う色によって得られる効果は変わりますが、シルバーを使った場合は「塗装が剥がれた感じ」の表現が可能です。
ドライブラシで使用した道具
- ターナー アクリルガッシュ シルバー
- 使い古しの筆
ターナー色彩株式会社のアクリルガッシュからシルバーを選択。
メタリックに分類される絵具です。
エッジや角にこすりつけるように筆を動かして、塗装が剥がれた感じを表現していきます。
デカール
極薄のデカールを貼り付けることで情報量アップを狙います。デカールにも種類がございますが使用するのは「水転写デカール」。水で湿らせることで剥離紙から剥がし、貼り付けるタイプのデカール。位置がずれても水で湿らせることで微調整が可能なのも良いところです。
デカールで使用した道具
- ホビージャパン モデラーズデカール コーションB ブラック
- ホビージャパン モデラーズデカール ナンバリング02 ダークグレー
使用したデカールは以上の2つ。ワンポイントにナンバリングを貼り、意味を考えつつも賑やかし優先でコーションデカールを貼ります。
トップコート
塗膜・作品の保護のためにトップコート(仕上げ塗装)を行います。
トップコートで使用した道具
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS マットバーニッシュ
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS グロスバーニッシュ
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS グレージングメディウム
- タミヤ スプレーワーク ベーシックコンプレッサー (エアーブラシ付き)
ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSに含まれる仕上げ材を使います。マットバーニッシュを基本として少量のグロスバーニッシュを添加。湿度が高いことによる白化現象対策です。
筆であればこのまま塗り進めればOK……なのですが、持っているコンプレッサーのエア圧では調整が必要でした。……ので、ここからは試行錯誤です。
試行錯誤メモ
大体ですが比率は、
- マットバーニッシュ 60%
- グロスバーニッシュ 20%
- グレージングメディウム 10%
- 水 10%
バーニッシュ単体では水を添加しても、砂吹きが限界であり回数が必要……筆の方が楽かな?という感じでした。
乾燥が早く、エアブラシで吹くのが難しい。
そこでグレージングメディウムを添加。グレージングメディウムの効果は、
- 乾燥時間の遅延
- 光沢感の上昇
- 透明性の上昇
- 流動性の上昇
などであり、もしかしたらリターダーでも良いかもしれませんが……。ともかくグレージングメディウムを添加することでウェットな状態で吹いても垂れることなく、1~2回の塗装でキレイなつや消しへ。
結果として筆よりもスピーディーに進めることが可能となりました!
まとめ
機動戦士ガンダムOOのガンプラ「HG 1/144 ガッデス」の仕上げが終わりました!ベストな解答かはわかりませんが、マットバーニッシュのスプレー塗装が行いやすくなったのは僥倖。
グレージングメディウムを混ぜてみて良かったな~と言う感じですね。
さて、乾燥を終えたらいよいよ組み立てタイム。楽しみにしつつ……次の記事でお会いしましょう。
仕上げ | HG 1/144 ガッデス | ウォッシング・ドライブラシ・デカール・トップコートは、ここまで。
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