塗装が終わりスミ入れ&ウェザリングへ。
SDガンダムEXスタンダード 005 ユニコーンガンダム(デストロイモード)
物語終盤での覚醒した姿をモチーフに完成。
スミ入れを行うべきか。
それとも、塗装が終わった段階で完成とするべきか。
なんやかんやで前者を選択。
- ウォッシングを兼ねたスミ入れ
- 水を含ませたメラミンスポンジでの拭き取り
- エッジの塗装を剥がすことによる『使用感』の演出
- 『U-35』シリーズの『マットバーニッシュ』でトップコート
- 撮影会
以上の5段階に分けて解説いたします!
ウォッシングを兼ねたスミ入れ
使用する絵具はターナー色彩株式会社が開発、販売を手掛けている『U-35』シリーズのアクリル絵具。
- PHTHALO GREEN (BLUE SHADE)
- HANSA YELLOW LIGHT
- JET BLACK
上記の3色を混色。
JET BLACKを多めに混色を行い、暗めの緑を作成。
色が決まったら流れやすくなるように水を追加。
いよいよウォッシング&スミ入れの工程へ。
凹みモールド周辺をドバっと平筆で塗装。
キレイに、はみ出たらいけない。
などは考えず……
それのみを考えてガンガン塗装していきます。
水を含ませたメラミンスポンジでの拭き取り
一通り塗装が終わったら拭き取りへ。
水を含ませたメラミンスポンジで凹みのキワ。
ラインに塗料が残るように拭き取りを行います。
メラミンスポンジは100均のセリアで購入したモノを使用。
細切れになっているモノのほうが細かい作業に適していてオススメ。
メラミンスポンジを使っていくとポロポロとカスが発生。
カスが発生するようになったらハサミなどで面の更新。
あるいは新しいメラミンスポンジを使いましょう。
カスが発生するようになったら作業性の悪化。
凹みにカスが入り込む。
など、良いことはありません。
エッジの塗装を剥がすことによる『使用感』の演出
色の塗膜ですっかりと隠れた下地塗装。
『U-35』シリーズの『ブラックジェッソ』をベースに。
『IRIDESCENT SILVER』で金属感を演出したのに……
メラミンスポンジでの拭き取り作業と同時進行で、エッジの部分の塗装を剥がします。
均一に、すべての角の塗料を落とすのではなく……
強弱を考えて剥がしていくと、味わいがうまれます。
ユニコーンガンダムが緑に発光するようになるのは物語終盤。
幾度かの戦いを経て、新品ではなく歴戦のガンダム。
それを感じさせる風合いを目指して塗装剥がし。
『U-35』シリーズの『マットバーニッシュ』でトップコート
ターナー色彩株式会社が開発を手掛けている『U-35』シリーズの『マットバーニッシュ』を使用。
『マットバーニッシュ』をエアブラシで塗装し、トップコートとします。
<使い方>のところを見ると……
と、書いてある通り水で希釈することが可能。
とはいえ……
ご使用の環境によっては希釈具合は変わります。
あくまでも『自己責任』でお願いいたします。
『マットバーニッシュ』を少量の水で薄めてエアブラシで塗装。
薄く、薄く2回塗装。
キレイで落ち着いた、つや消しとなりました。
グロス仕上げと比べるとマット仕上げは、パーツのヒケなどが目立たないのが嬉しいところ。
そして見た目が環境にあまり左右されないのがメリット。
しっかりと乾燥させて、いよいよ完成の時。
最高に最高な瞬間です……!
撮影会
SDガンダムEXスタンダード 005 ユニコーンガンダム(デストロイモード)が装いも新たに。
物語終盤でのサイコフレームが緑に発光する姿。
マスキングを行わず、そのままエアブラシで塗装。
サイコフレームの発光したイメージの表現。
不安もありましたが、良い感じに仕上がり……
塗装に関しては最初から最後まで。
ターナー色彩株式会社が開発を手掛けている『U-35』シリーズを使用。
透明感があり、下地を活かした表現が可能なこと。
そして臭いが少ないのが嬉しいところ。
まとめ
どうにかこうにか、完成となったSDガンダムEXスタンダード 005 ユニコーンガンダム(デストロイモード)。
最大の山場はマスキングをするか、否か。
後ろ向きな理由としては根負けした。
ということではありますが……
覚醒したユニコーンガンダムを表現するには、これ以上ない選択肢だったのでは。
と、完成した今ではそう思う。
【完成】覚醒カラー SDEXユニコーンガンダム(デストロイモード)はここまで。
ご覧いただきありがとうございます。
大丈夫、これから効果が表れて行きます。