プラモデルは複数のパーツを組み合わせる仕様上、合わせ目が発生することがあります。
デザイナーの努力と知恵によってデザインとして処理されている合わせ目もありますが、それでも合わせ目はあります。
フレームアームズ・ガール フレズヴェルク=コルニクスにも合わせ目があり、上腕はスルーすることといたしましたが、太ももの合わせ目消しをしました。
この記事ではその一連の流れを紹介いたします!
「ムニュ」をする前の下準備
以前の記事でも紹介しましたが、この記事でもサクッと解説します。
複数のパーツを接着し、ひとつにすることで合わせ目をなくしますが、準備が必要です。
- 切り出す
- 中に収めるパーツはゲートをしっかりと処理をする。
- 外側のパーツは切りっぱなしでOK
- ピンを半分ほどカット
- パーツを合わせる際に深く組み合わさるようにし、断面を合わせるため
以上の準備を終えて、「ムニュ」に進みました。
「ムニュ」
「ムニュ」とは何ぞや?
初見だとそう思いますよね。
強固に接着することが可能である「スチロール系接着剤」による合わせ目消しですが、難点もあります。それは、乾燥時間。指で触れるようになるまでは2~3時間ほどあれば可能ですが、ヒケ(収縮)ないようになるまでは時間がかかり、おおよそ48時間ほど。
なので、合わせ目消しが予想されるパーツは先んじて進め、「ムニュ」をしたあとに他のパーツを進めると時間を有効に使うことができます。
合わせ目を消す
なんやかんやで48時間経ちました。ようやく脚部の製作が終わり、残すは太ももの合わせ目消し。手が遅いのか、計画通りなのか……。まぁここは、計画通りということにしましょう。
まずは残ったゲートをカットします。パーツの表面ギリギリを攻めずに、ほんの僅かに、0.1mm程度残してカットすると「えぐれ」るリスクを減らすことができます。
その後はヤスリ掛け。ヤスリの番手は400番で、タミヤの紙ヤスリをプラバンに両面テープで貼って使っています。適度な「しなり」が生まれるので、曲面もOK。
どうしてもヤスリの粉が付着するのでブラシで落とします。場合によっては背景にある布切れで落としたりもします。ヤスリの粉は吸い込むとイガイガしてしまうので、吸い込まないように注意しましょう。
ヤスリ掛けを終えて、合わせ目消しの終了。肉眼では薄っすらと合わせ目が見えますが、写真では分からない程度に合わせ目を消すことができました。この仕上がりはプラスチックを溶かして一体化する、スチロール系接着剤を用いた合わせ目消しならではですね。
終わり
これにてフレームアームズ・ガール フレズヴェルク=コルニクスの合わせ目消しが終わりました。
そして、脚部の合わせ目消しが終わったことにより、素体の出来上がり…!
合わせ目は写真では分からない程度に消えてニッコリ。
それでは、次は武装状態をつくっていきましょう!
「ムニュ」のその先に合わせ目消しの終わりアリ | フレームアームズ・ガール フレズヴェルク=コルニクスは、ここまで。
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