いよいよ筆塗りによる全塗装が終わりました!
ターナー色彩株式会社のアクリル絵具である『U-35』を使用。
トップコートには同シリーズの『グロス バーニッシュ』を使用しています。
SDガンダムEXスタンダート 013 シナンジュも色が乗り、いよいよ『らしく』なってまいりました。
技術的に未熟なこともあり雑味を感じる仕上がりではありますが……
そうは言っても特に『赤』
透明感のある絵具ということもあり、表面からではなく奥から発色している感じ。
不透明の絵具とはまた違った重厚感があり、ホレボレとするところ。
グラデーション下地を終えてからここに至るまで。
その道のりを紹介いたします。
工程
- 『U-35』シリーズのアクリル絵具を筆塗りで塗装していく
- モノアイ、センサーをジュエリーシールに置き換え
- 『U-35』シリーズの『グロス バーニッシュ』でトップコート
作例のシナンジュを参考としつつ、『思いつき』も交えつつ塗装を始めます。
塗装は筆によって進め、絵具は『ターナー U-35 アクリリックス 20ml 24色セット』に含まれている色と…
『IRIDESCENT GOLD』を別途購入し使用。
モノアイとライフルのセンサーは100均で購入した『ジュエリーシール』を貼り付け。
大まかに組み立てた後、『U-35』シリーズの『グロス バーニッシュ』でトップコートを行い塗膜を保護。
『U-35』シリーズのアクリル絵具を筆塗りで塗装していく
道具は筆を使用し、筆塗りによって進めて行きます。
絵具は『ターナー U-35 アクリリックス 20ml 24色セット』に含まれているアクリル絵具である……
レッド=ALIZARIN CRIMSON(HUE),DIARYLIDE YELLOW
シナンジュの特徴でもあり、大きな面積を占める赤は上記の2色を混色。
ALIZARIN CRIMSON(HUE)を多めに。
DIARYLIDE YELLOWを少な目に混色し、朱色に混色。
ブラック、グレー、ホワイト=JET BLACK,TITANIUM WHITE
モノクロ系の色は上記の2色を混色。
ホワイトのみTITANIUM WHITEを単色で使用しています。
ゴールドこと『IRIDESCENT GOLD』は『ターナー U-35 アクリリックス 20ml 24色セット』に含まれていません。
別途購入する必要があります。
上記の色を使用し、主に平筆を使用。
装飾部分、そして最後の修正に面相筆を使用しています。
各色2回全体的に塗装を行い、薄いと感じた場所に3回目の塗装。
ホワイトのみ3回とも全体的に塗装を行っています。
シナンジュの特徴でもあるレッドは透明系の色を使用。
ALIZARIN CRIMSON(HUE)のカテゴリーは(T)Transparent 透明であり……
DIARYLIDE YELLOWのカテゴリーは(S)Semi-transparent 半透明。
不透明な色であるモノクロ系とは仕上がりが異なり、奥行きがある見た目に。
不透明な色では表面が発色している感じ。
一方の透明色では色の層を感じ、奥から発色しているような色味。
ガンプラでよく見る表現だと、キャンディ塗装に近い表現が可能。
下地の金属感、そしてグラデーションなどを活かしつつ色を乗せることが可能な絵具です。
嬉しい仕様
臭いが非常に少なく、塗装に専念できる。
そのままでの使用から、水で薄めた水彩タッチまで幅広い運用ができる。
混色しても濁りが少なく、発色が良い。
注意点
透明から不透明まで色によって透明度の差があること。
ラベルに透明度、ツヤなどの情報は書かれているが、見ただけでは分かりにくい。
記号の意味を覚える、または参照する必要があります。
モノアイ、センサーをジュエリーシールに置き換え
モノアイとライフルのセンサー部分はジュエリーシールを貼ることに方針転換。
モノアイ部分はピンバイスで凹みを作り、ジュエリーシールが収まるように加工。
ライフル部分のセンサー部分はヤスリで平面に加工。
シール自体の接着力では不安があるので、瞬間接着剤でフォロー。
『U-35』シリーズの『グロス バーニッシュ』でトップコート
私はガンプラから入ったこともあり、『バーニッシュ』とはなんぞや?
用途としてはプラモデルの仕上げなどに使用する『トップコート』と同じ。
作品の保護のために使用する上塗り材のことを……うんぬんかんぬん……
な、部分はWikipedia先生へ丸投げ。
ワニス(熟字訓で仮漆)、ニスまたはバニッシュ、バーニッシュ(Varnish)は、木材などの材料の表面を保護するために用いられる塗料の一種で、透明で硬い上塗り剤である。 英語の「Varnish」が日本語に移入される際に「ワニス」と訛り、さらにその語を短縮して「ニス」と呼ばれるようになった。
ワニス – Wikipedia
話を戻し、『U-35』シリーズの『グロス バーニッシュ』で塗膜の保護を行います。
『グロス』とあるので光沢は『ツヤ』
『ツヤ消し』の仕上げを目指すのであれば『マット バーニッシュ』の方をオススメ。
さて『グロス バーニッシュ』で塗膜の保護を行います。
道具はエアブラシを使用。
しかし公式には例外な手法。
なので、あくまでも自己責任でお願いします。
そのままでは粘度が高く、私の使用しているエアブラシでは吹けません。
使い方を見てみると、『そのまま、もしくは20%の水で薄めて使用します』との記述がアリ。
水を少量追加して厳密に20%かはわからないものの、きっとそれくらい。
無事にエアブラシで塗装することが可能でした。
まだ作業はあるので2回の塗装にとどめましたが、ツヤッツヤです。
乾燥後の塗膜はアンモニア水などのアルカリ溶液で除去できます。
との記述があったので、アルカリ性である『マジックリン』で掃除。
クリアなので落ちたかどうかがわかりにくいものの、詰まりなどは発生せず。
嬉しい仕様
臭いは非常に少なめ。
缶スプレーの水性トップコートよりも少ないです。
使用時にキャップを取り外す必要がなく、キャップをなくす心配が少ないこともうれしいところ。
そして片手で開け締めできることもうれしい。
容器は半透明であり、残りの量が分かりやすい。
撮影会
装いを新たに、組み立てて撮影会。
作例を参考としつつも、少しだけ色分けを変更。
ビームライフルが作例ではグレー一色でしたが、形状を見つつ色分けを追加。
『グロス バーニッシュ』を塗装したことにより、ツヤッツヤに。
もう少し、手を加える予定なのでまだ完成ではないものの……
そう感じてしまう魅力がありますな。
まとめ
ターナー色彩株式会社の『U-35』づくしな回であり、SDガンダムEXスタンダート 013 シナンジュの影が薄い薄い。
とはいえアクリル絵具である『U-35』をガッツリ使用してのSDガンダムEXスタンダート 013 シナンジュ。
技術的な未熟さはともかく、ムラ感とか発色とか色合いとか……
すごく好みに仕上がり嬉しいところ。
『U-35』シリーズのアクリル絵具と、『グロス バーニッシュ』を使用いたしましたが、嬉しいところはいろいろありつつも……
ことが非常に嬉しいところ。
[03]SDガンダムEXスタンダート 013 シナンジュ 筆塗り全塗装を踏破、はここまで!
ご覧いただきありがとうございます!
これでいいのではないだろうか。