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アクリル絵の具でラップ塗装 | HG 1/144 ザウォート

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ユネプラ
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「HG 1/144 ザウォート」の塗装が終わりました。

どのようなことを行ったのか。

そして使用した道具などを紹介いたします!

機動戦士ガンダム 水星の魔女のガンプラ「HG 1/144 ザウォート」下地塗装を終えて塗装へ。行う工程はふたつ。

  • ラップ塗装
  • 塗装

コントロールが難しいラップ塗装を最初に行う。その後、細かい塗り分けを含めて全塗装を行います。絵の具はターナー色彩株式会社アクリルガッシュ。筆でペタペタと進めましょう!

ラップ塗装

▲不規則な模様が楽しいラップ塗装

くしゃっと丸めたラップを押すように、叩くように色を乗せる手法を「ラップ塗装」と呼びます。明確な定義はなく、手法も人それぞれではございますが、ラップを使った塗装=「ラップ塗装」と、ゆるく覚えましょう。

ラップ塗装で使用した道具

ターナー色彩 アクリルガッシュ シルバー
ターナー色彩 アクリルガッシュ シルバー
  • ターナー色彩 アクリルガッシュ シルバー
  • サランラップ(100均で購入)

下地塗装で塗装したブラックジェッソの面を活かし、そのうえにラップ塗装を行う。絵の具はターナー色彩株式会社アクリルガッシュのシルバー。粘度はそのままで使います。

そのままの粘度ではソリッド(パキっと)した印象に。

水で希釈した場合は柔らかい流動的な印象になります。

サランラップ
▲100均で購入したサランラップ

そして100均のセリアで購入したサランラップ。それを3~5cmほど切り出して「ふんわり」と丸めます。

今回はソリッドな印象にしたいのでアクリルガッシュシルバーを希釈せずに、サランラップに含ませる。その後、塗りたい場所にポンポンとスタンプのように押し付けてシルバーを乗せます。

調理にはもちろん、ラップ塗装にも活躍します。
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ラップ塗装後のクリアー塗装

▲ドライブラシの要領で徐々に色味を乗せて行きます。
  • ターナー色彩 U-35 ACRYLICS ピロールオレンジ
  • ターナー色彩 U-35 ACRYLICS グロスメディウム

ラップ塗装が終わりましたが、色味がなく無機質な状態です。それでいい場合はそれで良いのですが、色が欲しい……。そう思ったので色を乗せましょう。

色はターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSに含まれる「ピロールオレンジ」。水で希釈が可能なアクリル絵の具。透明性は半透明(Semi-Transparent)です。

クリアーとして層を重ねるにあたって「粘度を維持したまま透明度をあげたい」ので「グロスメディウム」を添加して透明度を上げます。水でも透明度を上げることは可能ですが、粘度が下がり「液だまり」が発生しやすくなる。そこで「グロスメディウム」の出番というわけです。

比率としては、

ピロールオレンジ1
グロスメディウム1

おおよそですがこのような感じ。グロスメディウムを添加するほど微細なコントロールが可能になりますが、完成までの道のりが遠のきます。

なるべく透明度を上げずに……でもコントロールしやすい透明度にしたいところ

絵の具の準備ができたら筆に含ませて、キッチンペーパーで拭き取る。キッチンペーパーのエンボス加工を見て判断しましょう。筆の準備ができたら、徐々に色を乗せて行きます。

Colour No : 170㉔ 価格ランク : D Colour Index Name : PO73 マンセル値 : 9.2R 5.7/16.9 耐光性 : I / 透明性 : S / 光沢度 : S / 顔料の種類 : S.O
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U-35 ACRYLICSの透明性を上げる添加剤。透明なアクリル絵の具としての用途もアリ(レンズ的な表現にも!)
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塗装

▲「HG 1/144 ザウォート」は胸部パーツが大き目。選択した色はホワイト。なぜホワイトに選択した……?

色を塗る工程である塗装。完成像にグッと近づく工程であり、

本塗装、基本塗装

などと呼ばれることもある工程です。

塗装で使用した道具

▲最終的にこのような感じに
  • ターナー色彩 アクリルガッシュ 各色
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆6号
  • ぺんてる ネオセーブル 丸筆0号

塗装ではターナー色彩株式会社のアクリルガッシュを使う。水で希釈が可能な水溶性。乾燥後は耐水性に。そしてマットな質感へ。さらに臭いが少ないことも魅力な絵の具です。

水溶性で不透明でマットな質感のアクリル絵具。
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塗装は筆で行う。ほとんどの場所はぺんてる株式会社ネオセーブルより「平筆6号」で塗装を行いました。

水性塗料系を用いたプラモデルの塗装にも使える筆。穂先がまとまらなくなっても60~80°のお湯につけると回復するのもヨシ。
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ワンポイントのディテールなど細かい場所では「丸筆0号」。塗る対象によって使い分けましょう。

部分塗装などの細かい塗装に。
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まとめ

▲うおおーおおー

機動戦士ガンダム 水星の魔女のガンプラ「HG 1/144 ザウォート」の塗装が終わりました。前作から取り入れたラップ塗装も良い感じ。クリアーとして「ピロールオレンジ」を使いましたが、力強くていい色ですね。

このあとはクリアーで塗膜の保護を行い、ウェザリングへ。ペタペタと進めましょう!


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アクリル絵の具でラップ塗装 | HG 1/144 ザウォートは、ここまで。

ご覧いただきありがとうございます!

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ユネプラ

2級・UC級色彩コーディネーターのユネプラです。

主に筆塗りに関する知識や、製作の過程・ツールのレビュー、プラモデルのレビューなどを発信しています。

臭いの少ないツールで製作しているので、配慮が必要な環境で製作している方の参考になれば幸いです。

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