ぷちりっつ セイバー/アルトリア・ペンドラゴン 筆塗り全塗装にて完成

ぷちりっつ セイバー/アルトリア・ペンドラゴン 完成品

合わせ目消し

複数のパーツを組み合わせる特性上、デザインには無い「合わせ目」が発生することがあります。
それを接着剤やパテなどを用いて合わせ目を消すことを、「合わせ目消し」と呼びます。

求める完成像に応じて、やってもやらなくても良い工程です。

ぷちりっつの「アルトリア・ペンドラゴン」では肩、太もも、膝下に合わせ目が発生します。
特に足回りに関してはスカートで隠れるのでやらなくても良い気はいたしますが……

もののついでに、肩の合わせ目消しと一緒にやっちゃいましょう。

合わせ目消しに使用した道具

使用する接着剤は「イージーサンディング
ミニ四駆でおなじみのタミヤ株式会社が開発した瞬間接着剤。
硬化後に「削る」ことを想定して開発がされた瞬間接着剤であり、微調整が行いやすいのがメリット。

断面の片方に塗りつけて、ムニュっとパーツを組み合わせて接着。
30分ほど待ってから240番くらいのスポンジヤスリで削ります。

段差がなくなっていたら合わせ目消しの終わり。
もしも段差があったら、再び盛り付けて、削り込み。
目視での確認が難しい場合はグレーなどの中間色を塗るとわかりやすい。
溝があり、そこが目立つ場所ならば……
再びの盛り付け&削り込みタイム。

下地塗装

ひさびさに純粋なブラックジェッソを使用。消し炭のようだぜ。

塗装の準備として行う「下地塗装」
やってもやらなくても良い工程でもありますが、以下の場合はやっておくことをオススメします。

  • 成型色をリセットしたい場合
  • 加工でついた小さな傷を埋めたい場合
  • 絵具・塗料の食いつきを高めたい場合
  • 異なる成型色から同一の完成色を目指したい場合

下地塗装に使用した道具

ターナー色彩株式会社の水溶性の下地材「ジェッソ」2種類を使います。
甲冑などのシルバーを塗る予定のモノはブラックジェッソ。
髪や肌などは「ジェッソ+U-35 ACRYLICS」で色付けをしたモノを下地として塗装します。

筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆。
ぺんてる ネオセーブル 平筆14号を使用する。
やや大きめの筆ではございますが、その分サクサクと進みます。

塗装

色を塗る工程である「塗装」
いろいろな手法がございますが、筆で塗る「筆塗り」で進めて行きます。

塗装に使用した道具

使う絵具は「U-35 ACRYLICS
ターナー色彩株式会社が開発を手掛けたアクリル絵具であり、別名「アクリリックス」とも呼ばれる絵具です。

さらにメディウム(添加剤)として同社のグレージングメディウムを追加。
2層目から添加し、色の発色を強めつつもグラデーションを狙います。

筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆を選択。
大まかに平筆14号。
小さいパーツには平筆6号。
部分塗装や境界線などには丸筆0号を使います。

ウォッシング

  • 汚して
  • 洗い落とす

以上の工程によるウェザリング技法を、ウォッシングと呼びます。
使用感の付与、色味の調整などのフィルタリング。
そして凹みに影色を入れることによる「スミイレ」の兼用も可能な技法です。

ウォッシングに使用した道具

  • ホルベイン 透明水彩 セピア
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号
  • スマッジブラシ(100均のセリアで購入した化粧筆)

ウォッシングに使う絵具はホルベイン画材株式会社「透明水彩のセピア」
水彩絵具に分類される絵具ですが、「透明」の名がつくとおり、透明感が特徴です。
水で3倍程度に薄めて使います。

「汚す」工程で使う筆はネオセーブルの平筆14号。
ぺんてる株式会社のナイロン毛の筆であり、大きめな筆。
大きさを活かし、サクサクと汚します。

「洗い落とす」工程で使う筆はスマッジブラシ。
100均のセリアで購入した化粧筆であり、本来の用途はボカシ。
しかし、細かく繊細な毛質でありつつも、水を含むと「細かい束」になるのが特徴。
水分量や汚れの量を「キッチンペーパー」で拭き取り、調整しつつ……
重力を意識して進めます。

仕上げ塗装

いよいよやってきました。
ここまで来ると、あともう少し……
塗膜の保護や作品の保護。
そして質感の方向性を決める工程です。

仕上げ塗装に使用した道具

  • マットバーニッシュ(U-35 ACRYLICS
  • グロスバーニッシュ(U-35 ACRYLICS
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号

ターナー色彩株式会社の仕上げ材2種類を使います。
アクリル絵具のシリーズ「U-35 ACRYLICS」に含まれる仕上げ材。
多少の筆ムラは乾燥までに平滑に……
絶対ではないですが、筆でもキレイに仕上げやすく、助かるところです。
まずは全体的にマットバーニッシュをベースとしたつや消しで塗装。
ウォッシングの塗膜の保護を行います。

仕上げ塗装に使う筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆。
ネオセーブル 平筆14号を使います。

甲冑部分とエクスカリバーの刀身はグロスで

銀色の甲冑部分とエクスカリバーの刀身はグロスバーニッシュで仕上げます。
マットな中にギラリと輝くアクセント。
質感のコントラストを狙い、見栄えが良くなったらイイナと祈りつつ塗装します。

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