機動戦士ガンダムのガンプラ「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」が完成いたしました!
ナンバリングは「007」で20年以上前にに発売した「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」ですが、2024年時点でも再販に恵まれており、入手することができる「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」。
この記事では「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」のレビューから、完成までの工程、そして完成した作例の写真を紹介いたします!
HGUC 1/144 RX-75 ガンタンクとは?
価格 | 発売日 | 対象年齢 |
880円(税10%込) | 2000年01月 | 8才以上 |
機動戦士ガンダムに登場したRX-75 ガンタンクのHGブランドのプラモデル。ナンバリングは「007」で古めではあるが2024年9月時点で最新のHGブランドのRX-75 ガンタンクである。シンプルなパーツ構成ながらも色分けは細かめで、組み立てただけでも設定に近い色分けが再現可能。頭部にはクリアパーツが採用されており、透けて見えるコクピットにはパイロットも造形されている。
ガンタンクの日
RX-75 ガンタンクには「#ガンタンクの日」のハッシュタグで盛り上がりを見せる日があります。
一つ目は型式番号になっている「RX-75」から「75」に由来し、「7月5日」。「#ガンタンクの日」のハッシュタグと共に「X(旧Twitter)」で盛り上がりを見せる日です。
もう一つは名前から「1月1日」こと「元旦」。元旦にはそれにちなんだ趣向を凝らしたプラモデルが出てくることもあるので埋もれがちですが、「元旦」も「#ガンタンクの日」として親しまれています。
合わせ目消し
「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」には胴体側面、腕部、120mm低反動キャノンの3カ所に合わせ目があるので、GSIクレオスの「Mr.セメント SP(スーパーパワー)」で合わせ目消しを行いました。
Mr.セメント SP(スーパーパワー)
合わせ目消しに使ったのはGSIクレオスのスチロール樹脂用の接着剤「Mr.セメント SP(スーパーパワー)」。粘度はサラサラとしており、流し込みやすい粘度。プラスチックを溶かして一体化させることで接着するタイプの接着剤です。
素材によっては溶解しないこともあるので、ランナーなどで試してからお使いください。
合わせ目消しなどの僅かな隙間を埋めるのに適した接着剤で、工程としては、
- 二つのパーツを僅かに隙間を空けて組み立てる(ポリキャップなどは忘れずに!)
- 隙間に流し込む
- 力いっぱい、二つのパーツを合わせる(この時、隙間から溶解したプラスチックが「ムニュ」と出たら良い感じ)
- 48時間程度、乾燥させる(完全に乾燥するまで収縮し、ヒケていきます。早すぎるタイミングで削ると、断面が薄っすらと出てしまいます)
- 「ムニュ」をヤスリなどで削り、整える
以上の流れです。どうしても乾燥に時間がかかるので、先に接着までやっておき、他のパーツを進める……というようなスタイルがオススメです。
下地塗装
絵の具の定着を高めるため、そして成型色を隠蔽するために下地(支持体)を塗りました。下地材はターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズのジェッソ。
- ジェッソ(白)
- ブラックジェッソ(黒)
U-35 ACRYLICSのジェッソは以上の2色が展開されていますが、HGUC 1/144 RX-75 ガンタンクの下地塗装では2色を混色してグレーにした色を塗りました。
塗装
ターナー色彩のアクリルガッシュを主に使って色を塗ります。
アクリルガッシュは水で希釈が可能な水溶性(水性)。乾燥後はマットな質感になり、隠ぺい力も強めな絵の具です。
しかし、柔軟性に乏しいのでザクの動力パイプなどの曲げが発生するパーツには適しません。
グレー系の部分はターナー色彩のU-35 ACRYLICSよりグラファイトグレーを選択。色味としてはダークグレーですが最大の魅力は質感。鈍い光沢が魅力的な絵の具です。
部分塗装やスミイレや仕上げ
細かく塗り分けたり、スミイレを終えて、仕上げを行いました。えらくざっくりしていますが、新しいことをいろいろやってたら楽しくなって……あまり記録を残してなくって……。
まぁ、ザックリ見て行きましょう。
部分塗装やスミイレにはGSIクレオスのミスターホビーマーカーを使用。メタリックの水性マーカーで、良い感じ。注意点としてはマットな面に塗ってしまうと拭き取りが難しくなるので、グロスを塗るひと手間が必要という事。それを差し引いても一度で力強い発色で、良いマーカーでした。
GSIクレオスの水性のマーカー。
ミスターホビーマーカーは、GSIクレオスが発売した模型製作用のマーカーで、下地や素材を侵さずに使用できることが特徴です。2024年9月時点では6色+ぼかしペンの計7種のラインアップが展開されています。
- 水性
- メタリック
- 臭いが少ない
主な特徴として以上の3点が挙げられます。
同社のリアルタッチマーカーと性質は近く、乾燥前であれば綿棒などで拭き取ることが可能。乾燥後でも、水で湿らせた綿棒などで拭き取ることが可能です。
拭き取りを想定する場合は、グロス(光沢)コートを塗装するなど、下準備が必要です。
仕上げはマットとグロスの2種類の質感を使い分けました。仕上げ材はターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズのマットバーニッシュとグロスバーニッシュ。水で希釈が可能な水溶性(水性)の仕上げ材で、臭いは少なめ。シンナー的な臭いはしないので、扱いやすい仕上げ材です!
HGUC 1/144 RX-75 ガンタンクの完成!
機動戦士ガンダムのHGUCブランドのガンプラ「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」の出来上がり。
筆塗りによる全塗装で製作いたしました。
胴体側面、腕部、120mm低反動キャノンに合わせ目があったので合わせ目消し。乾燥時間がかかるので、合わせ目消しが必要なパーツを先に「ムニュ」とし、他のパーツのゲート処理や表面処理を行いました。
計画通り
カラーリングは設定や成型色を参考にしつつ、若干色味を変更。
パネルラインなどを見て塗り分けを追加したりもしました。パイロットの塗り分けは寄ってみたら粗を感じますが、楽しかったです。
また、胸部が寂しく感じたので、地球連邦軍のエンブレムや、ラインを描きたし。
ふふふ
質感は有彩色系はマット。無彩色はグロスに。質感のコントラストが楽しいですね。
あまり見ることのない裏側も塗りました。結構ハイディテールで、塗っていて楽しかったです。
そして「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」と言えば履帯。ホイールなど、細かく塗り分けを行いました。
これにて「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」は出来上がり。楽しい製作でした!
終わり
これにて機動戦士ガンダムのガンプラ「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」の出来上がり。設定に寄せつつも好みにアレンジ。筆でペタペタと、楽しい製作でした!
この記事が何かの参考になれば幸いです!
筆塗り全塗装で完成したHGUC 1/144 RX-75 ガンタンクの工程と作例は、ここまで。ご覧いただきありがとうございます!