筆塗り全塗装にて完成 HG 1/72 メイレスケンブ

完成品

合わせ目消し

複数のパーツを組み合わせる特性上、デザインにはない「合わせ目」が発生することがあります。
新しいプラモデルほど、その場所は減り、技術の進歩を感じますが……
それでも、合わせ目があり、気になる場合は「合わせ目消し」をする必要があります。

合わせ目消しに使用した道具

  • タミヤ瞬間接着剤(イージーサンディング)
  • 紙ヤスリ(240番くらい)

合わせ目消しには瞬間接着剤を使用。
ミニ四駆などでおなじみのタミヤ株式会社「イージーサンディング」を使用します。
硬化後に削ることを想定して開発がされた瞬間接着剤であり、微調整が行いやすい。
難点としては透明であることから、埋まったかどうかの判断が難しい。
などがありますが、総じて使いやすい瞬間接着剤です。

盛り付け後の削り込みには240番くらいの粗目な紙ヤスリを使用。
ゴリゴリと削ります。

スジボリ

「HG 1/72 メイレスケンブ」に合わせ目が発生し、アシンメトリーです。
消すには後ハメ加工が必要になり、難しい。
なので、左右対称になるようにスジボリを追加します。

スジボリに使用した道具

  • HGマイクロチゼル セット 刃4本+グリップ(黒)

株式会社ウェーブの「彫刻」に分類されるスジボリ工具から。
刃の幅は0.2mmを使用します。

セットになっている商品であり、持ち手と刃4種類がセットになっています。
どれくらいの幅が必要なのか。
好みの幅はどれくらいなのか。
まだ明確なビジョンが浮かばない方にオススメなスジボリ工具です。

下地塗装

絵具・塗料の定着を良くするために。
または成型色を隠蔽し、色味を統一するために。

などの目的で行う下地塗装。

フレームカラーは下地色がそのまま塗装の色とするので、下地塗装かは微妙なところですが……
下地材ベースなので下地塗装ということで。

下地塗装に使用した道具

  • ジェッソ(U-35 ACRYLICS)
  • ブラックジェッソ(U-35 ACRYLICS)
  • U-35 ACRYLICS 各色
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号

ターナー色彩株式会社U-35 ACRYLICSシリーズに含まれる下地材2種類と、アクリル絵具の「U-35 ACRYLICS」を使用。
塗装で塗るゴールの色よりも、やや暗めの色を製作し、塗装します。

筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆。
ネオセーブル 平筆14号を使用し、サクサクと塗り進めます。

塗装

ゴールへと大きく近づく塗装。
いろいろな手法がありますが、筆にて塗る「筆塗り」にて進めます。

塗装に使用した道具

  • U-35 ACRYLICS 各色
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆6号
  • ぺんてる ネオセーブル 丸筆0号

色はターナー色彩株式会社アクリル絵具。
「U-35 ACRYLICS」を使用します。

アクリル絵具に分類される水溶性の絵具であり、別名「アクリリックス」とも呼ばれる絵具です。

まずは平筆14号で大雑把に塗り進め、抜けのある場所を平筆6号で補足。
細かいところ、部分塗装などを丸筆0号で進めます。

ドライブラシ

ウェザリングに含まれる技法である「ドライブラシ」

  • 絵具・塗料を筆に含ませて
  • キッチンペーパーなどで「カッスカス」になるまで拭き取り
  • パーツの角などにはたくようにこすり付ける

以上の工程を行うことで、塗装が剥げて金属面が見える感じの表現。
それが可能な技法のひとつが、ドライブラシです。

ドライブラシに使用した道具

  • ターナー アクリルガッシュ シルバー
  • 使い古してボサボサな筆

色はターナー色彩株式会社アクリルガッシュ「シルバー」を使用。
アクリルガッシュは「U-35 ACRYLICS」とは異なり、すべてが不透明でマットな質感。
塗膜の強さは劣るものの、使いやすい絵具です。

ドライブラシに使用する筆は「使い古しの筆」
毛先がまとまらなくなり、塗装には不向きになった筆を使用します。

ウォッシング

  • 汚し
  • 洗い落とす

以上の工程を行うことにより、使用感の付与。
時間の経った感じの表現などが可能な技法がウォッシング。

また、凹みモールドに暗い色を入れることによる立体感の強調。
スミイレの兼用も可能な技法です。

ウォッシングに使用した道具

  • ホルベイン 透明水彩 セピア
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号

ホルベイン画材株式会社透明水彩「セピア」を選択。
絵具を水で10倍ほどにシャバシャバに薄めて使用します。

筆は塗装でも使う、ぺんてる株式会社のナイロン毛の筆「ネオセーブル 14号」を使用。
薄めた透明水彩をつけて、ざっくりと汚し。
水で洗った筆で「重力」の方向を意識しつつ洗い落とし。
自然な汚れ、風合いを目指します。

仕上げ塗装

いよいよ最後の工程、仕上げ塗装。

  • 質感の方向性
  • 塗膜の保護

などの効果があり、これを終えると(終わった……!)という達成感を得られます。

まぁ、まだ組み立てがあるのですがネ。

仕上げ塗装に使用した道具

  • マットバーニッシュ(U-35 ACRYLICS)
  • グロスバーニッシュ(U-35 ACRYLICS)
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆6号

ターナー色彩株式会社U-35 ACRYLICSシリーズに含まれる仕上げ材を使用。
基本的にマットバーニッシュを使用。
胸部のメタリック部分、刀の刀身にはグロスバーニッシュを使用し、メリハリをつけます。

筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆。
ネオセーブル 平筆14号を使います。
頭部パーツのみ、小さな面が多めなので「平筆 6号」を使用します。

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