EG ストライクガンダム 筆塗り全塗装で完成

ENTRY GRADE 1/144 ストライクガンダム 完成品

肉抜きの穴埋め

材料の削減などの目的から、肉抜きが行われている場所もあります。
EG ストライクガンダムでは「足首、足の裏、スカート裏」などに肉抜きがアリ。
そのまま残すも、埋めるも自由な工程。
気になったので埋めてみましょう。

肉抜きの穴埋めで使用した道具

  • パジコ ラドール
  • スポンジヤスリ(約240番)

株式会社パジコの石塑粘土「ラドール」を使用。
硬化方法は自然乾燥であり、臭いは少なめ。
ヤスリ掛けを行うと舞いやすい粉が発生するのが難点ですが、水研ぎをすると、それを防げます。

約12時間ほどで硬化……したと思っていましたが、足の裏などは深さもあり、硬化しきっていなかったようです。
気候と粘土の厚さに左右されますが、2〜3日ほど待った方がヒケを予防できます。

削り込みには240番くらいのスポンジヤスリを、水で湿らせて削りました。
研磨後に残った湿り気はティッシュでポンポンと乗せるように動かして拭き取ります。
耐水性能は高くないので、注意しつつ進めましょう。

安全基準フラッグのカット

ビフォー

ケガの防止などの目的から、アンテナなどの鋭いパーツにはポコッとした突起がついていることがあります。
それをカット、研磨してシャープにいたしましょう。

安全基準フラッグのカットで使用した道具

アフター
  • 先細薄刃ニッパー (ゲートカット用)
  • スティックヤスリ(約240番)

安全基準フラッグのカットには株式会社タミヤ「先細薄刃ニッパー (ゲートカット用)」を使います。
鋭い切れ味が特徴のニッパーで、精度の高い切り込みが可能です。

それを用いて0.5mmほど残してカット。
切りすぎた場合の修正は難しくなるので、安全をとりましょう。
カットを終えたら、ヤスリで研磨。
カットした部分だけではなく、根元からのラインを見つつ……
キレイなラインになるように研磨します。

シャープにしたアンテナは鋭利であり、折れやすいです。
ケガに注意するとともに、破損に注意しましょう。

下地塗装

ビフォー

絵具・塗料の食いつきを高めるため。
そして下地色の統一なども狙える下地塗装。
下地の色は目指す完成像によって色々ですが、ゴールの色よりワントーン暗い色で下地塗装を行います。

下地塗装で使用した道具

アフター

ターナー色彩株式会社「U-35 ACRYLICS」シリーズに含まれる下地材。
水溶性の下地材である「ジェッソ」2種類を使います。
仕上がりは約600〜1000番くらいの質感の下地材。
希釈は水で可能であり、臭いも少ないことから愛用している下地材です。

手前の黒はブラックジェッソ。奥のシールドはジェッソとブラックジェッソを混ぜたモノです。

関節などのメタリックを予定している場所はブラックジェッソ(U-35 ACRYLICS)をそのまま使用。
消し炭のようなブラックです。

その他の装甲はジェッソ(U-35 ACRYLICS)とブラックジェッソ(U-35 ACRYLICS)を混ぜたモノを使用。
色は50%グレーくらい。

明度の差を設けることでコントラストを強調します。

筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆。
ぺんてる ネオセーブル 平筆14号」を使います。
幅広な筆であり、細かい塗装には向きませんが下地塗装などに適しているサイズ感です。

塗装

色を塗る工程である「塗装」
いろいろな手法がございますが、シンプルかつヒューマンパワー。

「筆塗り」で進めて行きます。

塗装で使用した道具

  • U-35 ACRYLICS 各色
  • グレージングメディウム(U-35 ACRYLICS
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆6号
  • ぺんてる ネオセーブル 丸筆0号

ターナー色彩株式会社のアクリル絵具「U-35 ACRYLICS」を使います。
別名「アクリリックス」とも呼ばれる水溶性の絵具。
密度は高めのヘビーボディであり、筆塗りに適した絵具です。
いろいろ良いところがございますが、特に「臭い」の少なさによる作業性の良さに惚れ込み、使い続けている絵具です。

ホワイト、グリーン部には同シリーズの「グレージングメディウム」を添加。
「透明感を上げる」などの効果があるメディウム(添加剤)で、グラデーションなどに適したメディウムです。

筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆「ネオセーブル」を使います。
大まかに平筆14号。
詰めに平筆6号。
センサーなどの細かい部分塗装に丸筆0号を使います。

使用した色

計ってはいないので「この色を使ったよ」という情報……
メモ書きのようなモノです。

ホワイト

  • チタニウムホワイト
  • グレージングメディウム

グリーン

  • コバルトブルー(ヒュー)
  • パーマネント グリーンライト
  • チタニウムホワイト
  • グレージングメディウム

チョコレート

  • ナフソール レッド ライト
  • ロー アンバー
  • グラファイト グレー

ダークグレー

  • グラファイト グレー

差し色として

  • イリデッセントシルバー
  • イリデッセントブロンズ

ドライブラシ

筆につけた塗料をキッチンペーパーなどで「カッスカス」になるまで拭き取り、プラモデルの表面や角に薄く着色するウェザリング技法。
立体感や使用感の演出などが可能で、シルバーを使うと塗装が剥がれたような表現も可能です。

ドライブラシで使用した道具

長いこと使っているスマッジブラシ。毛が抜けてきたら終わり……と思ってからが長い。
  • ターナー アクリルガッシュ シルバー
  • 使い古しの筆(スマッジブラシ)

塗装が剥がれて金属が見えるような表現を行いたい……
そのためにチョイスした絵具はターナー色彩株式会社アクリルガッシュ「シルバー」
アクリルガッシュは水溶性の絵具であり、不透明。
臭いも少なく、扱いやすい絵具です。

ドライブラシに使用する筆はスマッジブラシの成れの果て……
毛質は硬く、まとまりがなくなってきたモノを使います。

ウォッシング

  • 汚して
  • 洗い落とす

以上の工程を含むウェザリング技法をウォッシングと呼びます。
凹みモールドに影色を入れて立体感を強調する「スミイレ」とも兼用が可能な技法です。
筆者はドライブラシの効果をマイルドにするためにウォッシングを後ろに持ってきていますが、求める効果によって入れ替えても可です。

ウォッシングで使用した道具

  • ホルベイン 透明水彩 セピア
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号
  • スマッジブラシ(新しめ)

ホルベイン画材株式会社透明水彩「セピア」を使用。
それを水で3倍ほどに薄めて使います。

筆はぺんてる株式会社のナイロン毛のシリーズ。
ネオセーブル 平筆14号」を使います。
大きな筆を活かし、サクサクと全体的に汚します。

その後、100均のセリアで購入したスマッジブラシで拭き取ります。
汚れがたまってきたら水洗いをし、キッチンペーパーなどで水分を調整し……
そして、また拭き取る。

この一連の工程を繰り返し、ウォッシングを行います。

仕上げ塗装

ででん

塗膜や作品の保護。
そして質感の方向づけを行います。

仕上げ塗装で使用した道具

ターナー色彩株式会社U-35 ACRYLICSシリーズに含まれる仕上げ材「マットバーニッシュ」を使います。
乾燥前は水溶性であり、乾燥後は耐水性へと変化する性質を持ち……
臭いが少なく、使いやすい仕上げ材です。

仕上げ塗装は筆を使って塗装します。
筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆「ぺんてる ネオセーブル 平筆14号」を選択。
大きなサイズを活かし、サクサクと進めます。

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ユネプラ

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プラモデル製作が趣味なユネプラです。

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そしてシンナー臭が苦手なことから、臭いの少ない道具を使って製作しています。

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